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[ COLUMN ]

注文住宅の地下室の建築費用、法規制や湿気、施工事例

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「地下室」と聞くと、どんなイメージをお持ちでしょうか?

倉庫のような暗く、閉ざされた場所。

あるいは趣味に没頭できる秘密の場所・・・。

地下室のある住宅は、まるで「大人の隠れ家」のようでワクワクしますね。

建築としても地下室は、高気密で高断熱、夏涼しく、冬は暖かいなど、まわりを土・コンクリートで囲まれた地下室ならではの機能的な特徴、魅力があります。

他にも、注文住宅に地下室をつくるメリットは、

・住宅を広くできる

床面積を広げ、居住空間が増します。土地の有効利用や、二世帯住宅のプランニングも有利になります。狭小住宅には「もう一部屋」をプラスできます。

・防音性能の高いプライベート空間

大音量で楽しめる音楽スタジオやシアタールームはもちろん、トレーニングジムやダンススタジオとして振動を気にせず思う存分、体を動かすことができます。高い遮音性は静かで落ち着いた空間をつくり、仕事スペース、書斎や寝室にもぴったりです。

・温度変化が少ない

外気温の影響が少なく、年間を通して温度差が安定している地下室は、ワインセラーや食材の大容量収納庫に適しています。他にも、プライベート図書館、衣類の保管・収納、コレクション収蔵庫などに地下室を使われるケースも増えています。

など、実に様々です。

また、これらの組み合わせなど地下室には幅広い用途がありますが、「建築コスト」や「法規制」、「湿気・結露」など気になることもありますよね。

このコラムでは、住宅の下部に埋め込むように作られる地下室を計画する際の基礎知識、建築費用や広い地下室を建設する法的にクリアな方法、ドライエリアなどについてお伝えします。

土地・建物を最大限に活用できる地下室のある注文住宅はこちらです。

 

注文住宅の地下室の建築費用は1坪100万円以上から

地下室は地下部分に部屋を設けるため、以下のような工事が必要になります。

・敷地を掘るために重機を入れる
・土を処分する
・鉄筋やコンクリートを用いて部屋の形状を施工
・電気や空調など必要な設備を入れる

などの施工を行うため、地上部分よりも建築費用がかかります。

これらの費用を考慮した地下室の建設費の目安は、地下室1坪あたり、少なくとも100万円以上の費用になります。工期は設計内容や規模にもよりますが、住宅の地下室規模であれば1~2ヶ月ほど長くなります。

もし、地盤が弱い立地の場合は、地下室の重量分だけ住宅が重くなりますので、その重量分を補強するための地盤改良費用が追加で必要となります。

 

注文住宅は地下室を設けて広い家に 容積率の緩和規定とは?

建物の床面積は、都市計画をもとに用途地域や建ぺい率、容積率等により、階数の制限や土地の広さに対して定められています。

建築基準法には、容積率の制限を緩和できる規定があります。容積率とは、その建物の床面積の合計を敷地面積で割ったものです。2階建ての住宅であれば、1階部分の床面積+2階部分の床面積を敷地面積で割って出します。

容積率は上限が決まっていますが、一定の条件を満たせば、容積率の計算から除外される延べ床面積があるのです。

例えば、地下室、車庫部分、小屋裏、一定条件内の出窓、奥行2m未満のバルコニーなどは、一般的に容積率に算定されません。(※除外部分は自治体によって違うので、確認が必要です)

注文住宅を「狭小地など厳しい敷地条件でも、できる限り広く建てたい」という場合に、地下室を設けて、容積率の緩和要件を使って延べ床面積を増やし、広い家を実現できます。

地下室がある場合、住宅として使用する部分の床面積の3分の1を限度として容積率の計算から除外されます。例えば、土地が100㎡で容積率100%のとき、通常であれば建てられる建物は100㎡ということになります。もし、地下室がある場合は1/3が除外されるので、100㎡×3/2で最大150㎡まで建てられます。

容積率の緩和

 

注文住宅の地下室のデメリット 湿気・結露

地下室は夏場に結露しやすいという特性があります。地下室は土に埋まった状態で、温度が一定です。そこに夏の高温で湿った空気が入り込むと、外気温よりも室温がかなり低い地下室では水蒸気が飽和し、結露が発生してしまうのです。

さらに、コンクリートが完全に水分を放出してしまうまでの数年間はこの傾向が強く出ます。このため、かび臭さを招いてしまうことがあります。本や資料など湿気を吸うものは、時間をおいて保管するといいでしょう。

湿度による結露やかび臭さを解消するためには、地下室に換気や除湿の設備が必要不可欠です。

 

注文住宅の地下室の効果的な湿気対策「ドライエリア」

地下室を快適な環境に保つため、湿度の調整や採光の設計は大事なポイントです。

地下室の湿気対策には、ドライエリアの設置が有効です。ドライエリアとは、地下室と地面の間に設ける「空堀り(からぼり)」のことを指します。

ドライエリア

地下室にドライエリアがあれば、

・窓から風を通し、空気が入れ替えられ、通気性UP
・余分な湿気を逃がし、湿気対策に効果的
・太陽光が差し込み、明るい室内に
・万一の避難経路に使える

といったメリットが、「暗い」「ジメジメしている」といったイメージの地下室から、明るく居心地の良い、快適な地下空間をもたらしてくれます。

 

注文住宅の地下室のドライエリアには大雨への備えが必要

地下室にドライエリアを設ける場合、ゲリラ豪雨など大量の雨で水がたまらないよう備えが必要です。

大雨、ゲリラ豪雨への排水対策の一つとして、地下室に地上の雨水が流入しないよう、ドライエリアの手すり(コンクリート)をある程度の高さにまで上げておく方法があります。

また、ドライエリアに降り込む雨水には、排水ピットを設けて釜場から排水ポンプでポンプアップするなど、適切な設備を設置します。

 

ジェイホームズの地下室 施工事例と技術

ジェイホームズのモデルハウスは、2世帯住宅です。地下室は主に子世帯の主寝室や収納、スタジオのスペースとして計画しました。

モデルハウスの地下室
 下の写真は地下室のスタジオの写真です。地下室は鉄筋コンクリート造ですので、真夜中でも大音響で音楽を聴いたり映像を楽しむことができます。木造住宅の場合、高い防音性のあるスタジオをつくることは困難ですが、地下室を利用することで高い防音・音響性能のあるスタジオをつくることができます。

地下室のスタジオ

 

下の写真は、地下室のドライエリアから上部を見上げた写真です。このドライエリアにより、地下室に光や風を取り入れることができます。

地下室のドライエリア

別の注文住宅の事例です。下の写真の地下室は、約30帖の大空間です。主に運動スペースとして利用します。地下室にはあえて仕上げを行わず、コンクリート打放し仕上げとしています。人工芝や防球ネットなどを設置することで、スポーツのできる空間となります。

地下室の運動スペース

 

<まとめ>

土地を有効活用した広い家が建てられ、安定した快適性、防音性・遮音性に優れたプライベート空間を実現できる地下室は、注文住宅でも人気の高い施工です。

しかし、その特殊性から地下室の建設には、気をつけるべきポイントが多岐にわたります。建築費用とご予算、ドライエリアに求めるべき機能、地下室ならではの工事、設備など、適切な対応や設計が求められます。

ジェイホームズでは豊富な実績をもとに、こういった様々な課題を立地や環境の条件、お施主様のご要望に合わせながら、一つ一つ調査、検討し、デザインと安全性を両立させた、地下室のある注文住宅をプランニング、ご提案いたします。

土地・建物を最大限に活用できる地下室のある注文住宅はこちらです。

地下室のある住宅の設計・施工のご相談やご質問は、お気軽にフォームから、またはお電話でお問い合わせをお待ちしております。

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