[ COLUMN ]
免震構造の住宅に着手
目次
免震構造の基礎工事に着手
ご存知の通り、免震構造は地震による建物の揺れを軽減させる構造です。
震度3以上の地震の揺れを大幅に軽減する設計です。
地盤に定着させる基礎と、上部木造建物を乗せる基礎の2重構造で、その間に免震装置を敷設するわけですね。
上部木造部分はほぼ通常建物と同じ構造ですから、免震構造の主体は免震装置を含む基礎の構造になるわけです。
したがって、免震構造と費用の主体も基礎部分に集中します。
施工者の管理もその部分に特段の注意が必要なんです。
作業の段取りに技術者の配慮と工夫
写真は根伐(基礎を構築する部分の地盤を掘削する)の作業風景です。
掘削した土を特大の土嚢に詰めてありますね。
これは掘削した土を後に使用するために作業現場に残しているわけですが、敷地に余裕があれば敷地内に山にしておくか、敷地内に置くことができない場合は敷地場外に持ち出します。
敷地場外に持ち出すと費用が掛かるため、できたら敷地に仮置きしたいものです。
今回は後に使用する土を全て敷地内に山にしておくことができないため、土嚢に詰めて仮置きしているわけです。
これはまさしく技術者の配慮と工夫
(通常、お目にかかれない風景!)
その心意気が嬉しいですね。
感謝。