メリット
RC造やS造と比較して、建設コストが安い、工期が短い、節税効果が高い
木造が有利
防火地域以外の木造であれば1時間準耐火建築物とすることができる
デザイン
差別化するために建築家による美しいデザインで人気の高い共同住宅を実現
目次
ジェイホームズで建てる木造共同住宅について
以降詳しく解説していきます。
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木造共同住宅のポイント
木造でも3階建ての共同住宅は建てられる
土地活用の収益を高めるために共同住宅は3階建てにしたい。でも3階建てにすると鉄骨造にしなければならず、コストが高くなるのではという懸念があるかもしれません。
- 木造でも3階建ての共同住宅(アパートなどの集合住宅)を建てることができます。
- 木造3階建ての共同住宅は、「木三共」(もくさんきょう)と略して呼ばれます。
木三共を建設する場合、原則として建築基準法上の耐火建築物とすることが必要です。しかし、防火地域以外の地域であれば、「準耐火建築物」として木三共の建設が認められます。
1時間準耐火建築物
1時間準耐火建築物は耐火建築物よりも建設コストを安くすることができます。木造共同住宅における1時間準耐火建築物の条件は下記です。
①敷地内に通路を設置する
②1時間準耐火構造である
③避難上有効なバルコニーを設置する
④開口部に防火設備を設置する(防火地域・準防火地域の場合)
木造共同住宅のメリット
土地活用の方法として、木造共同住宅のメリットは主に下記です。
- 建設コストが安い:RC造とS造と比較すると建設費が安くなる
- 性能が高い:温熱環境は木造が有利である
- 設計の自由度が高い:敷地の与条件に対応しやすい
- 節税効果が高い:鉄骨造と比較して法的な耐用年数が短いため、減価償却で有利になることがある
- 家賃収入による建築費用の回収が早くなる
木造共同住宅がこれからの社会で求められる理由
持続可能な木材利用を経営戦略に上手に取り入れる事業者が増えており、事業用の建築物を木造で計画する事例が増えています。
- 「持続可能な開発目標(SDGs)」への対応
- 脱炭素社会への対応
- 環境や社会、企業統治を重視する(ESG投資)の拡大
差別化はデザインが鍵
木造共同住宅の計画では設計力が重要です。
- 都市部は敷地の与条件が厳しく、建築計画の難易度が高くなります。
- 事業計画を成り立たせる建築計画には、実力・実績のある建築家の設計・デザインが不可欠です。
- 美しいデザインの木造共同住宅を実現することで、近隣の共同住宅との差別化となり、安定した入居率につながります。
木造共同住宅の性能
木造共同住宅の計画では性能が重要です。
- 耐震構法SE構法を採用するなどして、耐震性の高い木造共同住宅を実現できます。
- 省エネ性能・断熱性を高めることで、温熱環境に優れ、光熱費を抑えられる木造共同住宅を実現できます。
事例解説
建築家の設計によるデザイナーズマンション
共同住宅の収支計画では、入居率が重要です。建築デザインで差別化することで人気を高めている共同住宅の事例です。
- 建築基準法の規制の中で、ボリュームを最大限に確保しつつ、個性的な外観デザインを実現しています。
- 住戸部分は全てメゾネットの間取りとするなど、個性的で年数を経ても魅力的なデザイナーズマンションを実現しています。
事務所やオーナー住居と併用
共同住宅、事務所、オーナー住居の3つの用途を持つ複雑なプログラムを、緻密な計画と丁寧な設計により美しいデザインでまとめた共同住宅の事例です。
- インテリアについては木質感をベースに基調となる色を決めて、美しく全体をコーディネートしています。
敷地が変形地でも対応
間口が狭く奥行が長い不整形な敷地で計画された共同住宅の事例です。
- 不整形な敷地で建物のボリュームを最大限確保すべく、平面斜辺のボリュームを組み合わせた間取りの構成としています。
- 開口部の位置を上下階で揃えることで、整った印象の外観デザインを実現しています。
地下RC造と木造の混構造
地下室部分をRC造とした木造共同住宅の事例です。
- 住居系地域等の厳しい敷地条件でも可能な限り住宅を広く建てたいという場合には、容積率の緩和要件を使って延べ床面積を増やすことで、広い住宅を実現することが可能です。
- 地下室がある場合、住宅として使用する部分の床面積の3分の1を限度として容積率の計算から除外することができます。
メゾネットの間取りでロフトを実現
間取りをメゾネット形式とした共同住宅の事例です。
- 各戸とも天井高の高いリビングと快適なロフトスペースを確保しています。
- ロフトスペースには専用階段を設けて、ロフトにアクセスしやすい計画としています。
土間
共用住宅の玄関部分を土間にした事例です。
- 土間のメリットとして、玄関の機能以外にも多目的に活用できます。
- 玄関をガラス入りのテラスドアとすることで、室内に明るい光をもたらします。
木造共同住宅 施工事例
よくある質問
木造共同住宅に関する質問を掲載しております
主に下記のような点にご注意ください。
・木造2階建てと比較すると、面積が増えるので建設コストは高くなる
・木造2階建てと比較すると、面積が増えるので工期が長くなる
・構造計算が必要になるので、費用と時間がかかる
・対応できる設計者や施工会社が限られる
木造の建築コストが鉄骨造・鉄筋コンクリート造と比べて割安な理由は、建築資材を安価に安定して供給できるためです。
また、敷地の地盤が悪い場合、鉄筋造・鉄筋コンクリート造は建物の重量が重いため、地盤改良や基礎工事が必要になり費用がかさみますが、木造の建物は軽いため地盤改良や基礎工事が不要であったり、仮に必要な場合でも比較的安価ですみます。
防火地域の中では、1時間準耐火建築物ではなく、それよりも耐火性に優れた「耐火建築物」にする必要があります。
耐火建築物にした場合は準耐火建築物よりも建設コストが高くなります。
土地の活用方法として、共同住宅やオーナー住居付きの賃貸併用住宅は、とても有効な手段です。一方で画一的な賃貸住宅では、他の賃貸住宅と差別化できない可能性もあります。
ジェイホームズの強みは、事業計画から設計、施工までワンストップでサポートさせていただき、付加価値の高い共同住宅を建設できることです。