タイル選びの参考:洗面室の大理石とタイル組み合わせ
こんにちは。事務スタッフの鈴木です。
今回は事務所を出て現場をご紹介といいたいところですが、現場も飛び出て、海外トルコのインストンブールで見つけたタイルをご紹介します。
目次
トルコは大理石の名産地
大理石・タイルの名産地で観光地にある宮殿やモスクも大理石で建てられています。その重さに耐えきれず何度も補強して現在の形になったそうです。アヤソフィア大聖堂(大理石の重さに耐えるため、外も中も絶えず補強工事が進められているそうです)
玄関の床タイルと居室のフローリングの組み合わせ~オリエンタル基調~
そこでこれは一般建物・住宅も大理石が!?期待値大⤴と思い、思い切ってホテルを経営している友人の部屋の写真を撮ってきてもらいました。タイル使い・組み合わせの参考になります。絵柄の入ったタイルの使い方も上手です。ヨーロッパとアジアの交差点でオリエンタルな配色に格式が加わったイスタンブールの居室・室内タイル使いをご覧ください。
靴箱は大理石のカウンターでした。幾何学系の絵柄模様のタイルと居室はフローリングです。今人気のブルーグレーかかったグリーン(トルコブルー)がメインのインテリアで室内はまとめられています。白木の室内ドアおよび真鍮色のノブ、それからドアのケーシングがヨーロッパ調を醸し出しており、オリエンタル基調の玄関アプローチでした。床の見切り材のため床はフルフラットではありませんでしたが、逆に新鮮な気持ちにもなりました。
洗面シャワー室のタイル使い壁
次は、洗面・シャワー室です。
室内一面タイルと大理石で造られていました。一面大理石・タイルなんて、日本に住んでいるせいか庶民感覚でいくと、とても贅沢な造りに感じられました。トルコ文化ではバスタブはほとんどの家庭でないそうです。ベージュ基調にテキストタイルでアクセント付けがされているシャワー室は、メンテナンス性にも優れているそうで、汚れを感じさせない工夫が施されていました。おぉ~!針葉樹がほとんど国内で採れないそうなので、木の床やウッドデッキは逆に貴重品の部類に入ると聞きました。
洗面化粧室:お手本になるアクセントタイル使いと壁の白使い
大理石・タイルに目を輝かせていると、友人がオススメがあると言って、某超高級ホテルの洗面化粧室に案内されました。さすがでした!モザイクタイルを部分的に床に用いて室内全体が落ち着いた高級感に溢れていました。床と壁の間の巾木もタイルで仕上げてありました。この色遣いはとても参考になるのではないでしょうか。洗面台も色遣いを絞りながら、統一感が取れた化粧台になっています。とにかくオシャレでした。黒を基調をした洗面台ですが、マーブル調になっており重厚感にあふれていました。
タイルのお店がたくさんあるイスタンブール
街を歩けば、タイルの絵付けをさせてくれるタイル屋に出会えます。マンホール?の絵柄までタイルにはちょっと感動。日本ももっと安くタイルが入ってくればいいなと思いながら、眼福な体験をさせてもらいました。