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テレワーク対応の注文住宅|ワークスペースのある間取りの実例3選

テレワーク対応の注文住宅|ワークスペースのある間取りの実例3選

テレワークが新しい働き方のテーマとなった今、住まいのかたちにも変化が起きようとしています。

このコラムでは、注文住宅の設計、施工を主とする工務店の立場から、テレワークを前提とした家づくりについて、設計や間取りのアイデアについてお伝えします。

ジェイホームズの考える土地や資産を有効に活用できる併用住宅はこちらです。

 

コロナショックで起きた働き方の変化

コロナショックで起きた働き方の変化

2020年に発生した新型コロナウイルスの感染拡大防止に伴い、都市部の企業を中心にテレワークへ移行する動きが広がりました。東京都内でも港区、千代田区、中央区といったオフィス街から人通りがすっかり減りました。

以前から働き方改革の一環で在宅勤務、リモートワークといったテレワークは促進されていましたが、コロナ禍をきっかけに本格的に導入する企業が急増しています。

テレワーク導入が難しい業種や職種もありますが、会社に行かなくても意外に仕事はできることに気づいた方も多いのではないでしょうか。

IT企業などを中心に、予想よりもスムーズにオンラインでの業務進行に移行できているようです。

また、緊急事態宣言が解除された後も、多くのビジネスパーソンがテレワークの継続を望んでいるようです。

  • 通勤時間が減った、なくなった(満員電車からの解放!)
  • 仕事の効率が上がった
  • 時間の自由度が上がった
  • 家族との時間が増えた、家族を身近に感じ取れる
  • ストレスが減った

自宅で働くメリット、テレワークの効率の良さや時間の有効活用、生活との快適な接続に満足している声を、取引先や友人からも耳にすることが増えてきました。

今回のコロナ禍によって、新たな価値観と行動変容が生まれ、住宅においてもテレワークを通して資産価値の評価や暮らしやすさ、利便性の考え方に変化が起きているのではないかと考えられます。

 

テレワーク・在宅勤務の悩み、困りごと

テレワーク・在宅勤務の悩み、困りごと
一方で、多くのビジネスパーソンがテレワーク環境を整えるのに苦心しています。

日本の住宅がテレワークに適した間取りでないこともあり、自宅で書斎やワークスペースを持てるような人は少数派で、急なテレワークの実施に、工夫を重ねて対応しながら仕事をする場所を確保しているのが実情です。

テレワークで困ることといえば、次のようなことが挙げられます。

  • オン・オフの切り替えがしづらい
  • 仕事に集中できるスペースがない
  • 資料を収納する、PCを設置する場所がない
  • 育児と仕事の両立が難しい
  • ウェブ会議中、音や映りこみが気になる

自宅という同じ環境の中で、仕事とプライベートを分けながらの両立が大きな課題といえます。

テレワークが標準的な働き方として広く定着していく流れの中で、仕事に集中できる住まいづくり、空間づくりは避けて通れません。

注文住宅の間取りやデザインも、テレワークのメリットとデメリットを上手く解決した提案、設計が求められます。

注文住宅を建てる動機や価値基準も、多様化する働き方に呼応するように、ステータスやエリアだけでなく、自然災害リスク、ライフスタイル、コストとのバランスが重要視される傾向が強まると予測しています。

 

テレワーク時代の注文住宅 大都市から近郊の都市へ

テレワーク時代の注文住宅 大都市圏から近郊の都市へ

テレワークが普及することを想定して、あるいは勤務先のテレワーク導入が制度化された都内のビジネスパーソンは近郊都市への引っ越しや移住、注文住宅の新築を検討し始めています。

「近郊の都市へ」というのも週に何度か、あるいは月に何度かは都心部の勤務先で仕事をするワークスタイルを採用している企業が多いためです。

社員のメンタルヘルスや、オンラインならではのコミュニケーション問題、直接顔を合わせてこそ得られる数字では表せない仕事の成果など、会社で人と会って働くことの重要性が、全ての仕事をテレワークに置き換えずに、自宅と会社を必要に応じて往復する柔軟な働き方の採用につながっています。

ただ、オフィスや交通費のコストを削減するために、出社の頻度はこれまでよりも抑制される傾向にあるので、テレワークに加えて月に数回、時差通勤で出社する方針が現実的なようです。そのような状況になれば、東京都内に住まいを持つ必要はなく、都心のオフィスへの通勤時間が1-2時間程度のエリアが、住む場所として有力な候補になると思われます。

仮に往復の通勤時間の許容範囲が3時間とすれば、人気の高いエリアが分散する可能性もあります。

コロナショックの収束後もテレワークが社会に定着すると仮定すれば、月に数回の出勤となった人にとっては「職住近接」や「駅近」といった物理的な条件の優先順位は下がり、アウトドアやマリンスポーツを楽しめる自然が近かったり、育児や教育の環境が整っていたり、趣味や暮らしを優先したソフト面での立地条件が望まれるようになるでしょう。

【注文住宅の土地探し】希望通りの家が建つ土地を見つけるコツ
土地選びから資金計画、住宅会社の決め方まで、注文住宅の土地探しの手順と重要なポイントを解説しました。

 

注文住宅の間取りにワークスペースを設計するポイント

注文住宅の間取りにワークスペースを設計するポイント
テレワークを想定した注文住宅は立地はもちろんのこと、「間取り」が働きやすさ、住みやすさを決定づけます。ワークスペースの間取りは、オーナー様のライフスタイル、ワークスタイルによって様々です。

例として、個室に設けるワークスペース、リビングに設けるワークスペースの間取りの考え方を紹介したいと思います。

 

「集中したい」 個室タイプのワークスペース

「集中したい」 個室タイプのワークスペース

オンラインの打合せや会議が増えていることもあり、自宅の働きやすい空間として書斎のような個室タイプのワークスペースは高いニーズがあります。壁で閉じた間取りなら、周りを気にせず会議に参加でき、オンオフを切り替えて仕事に集中できます。

完全に閉じた間取りではなく、階段の踊り場や廊下の一角、階段下のデッドスペースを活用した設計でオープンタイプ、あるいはセミクローズドの隠れ家的な書斎ができます。オンオフの切り替えが難しい面もありますが、家族の様子がほどよく感じ取れ、作業に集中しやすい環境が実現します。

また、「ビデオ会議で家族の声や音が入るので仕事専用の空間が欲しい」と、「仕事に集中したいが、子供から目を離すこともできない」といった要望を間取りに反映した設計が求められるケースもあります。

<個室タイプのワークスペースのメリット>

・集中できる空間を確保できる(仕事に集中して取り組みやすい)

・プライバシーの確保(周囲に気を遣わずオンライン会議やミーティングに参加できる)

・メリハリのある生活(気持ちのON・OFFを切り替えやすくなる)

<個室タイプのワークスペースのデメリット>

・仕事に集中し過ぎると室内に籠りがちになり家族とコミュニケーションがとりづらい

・用途が限定されるので、使用しなくなるとデッドスペースになりがちになる

 

「家族の気配が伝わる」 リビング・ダイニングのワークスペース

「集中したい」 個室タイプのワークスペース

リビングやダイニングテーブルでの仕事は、家事や食事のたびに片づける必要がありますし、家族が映り込んでしまったビデオ会議は自粛期間中よく話題になりましたね。

リビングやダイニングでは、家族を気配を感じながらも、落ち着いて仕事ができるような環境が理想的です。そんなリビング、ダイニングのワークスペースのアイデアは、壁に本棚など収納スペースを作り、デスクを造作または家具で設置してリビングを見渡せるような間取りがあります。

<リビング・ダイニングのワークスペースのメリット>

・造作カウンターを設けると子どもの勉強スペースとしても利用できる

・部屋の広さに余裕があれば、置き家具で個室に近い仕事スペースを作れる

<リビング・ダイニングのワークスペースのデメリット>

・生活の場と空間を共有しているため、音や照明の対策が必要になる

・置き家具でスペースを設ける場合、インテリアのテイストが損なわれることがある

 

テレワークで求められる「設計力」とは?

テレワークで求められる「設計力」とは?

テレワークを前提とした家づくりでは、従来の考え方にとらわれない柔軟な発想が求められます。

これからの注文住宅の設計には、「暮らしの場」と「仕事の場」をうまく両立させることが必要です。単純に部屋を増やす、造作家具を設けて仕事の場を確保する、といったレベルではなく、その家族のライフスタイルや仕事内容に応じた住空間が求められるからです。

建築家による設計は特におすすめです。実力・実績のある建築家に共通しているのは、「コミュニケーション能力」「設計監理能力」「実務能力」の3点を高いレベルで身につけていることです。

上記の中でも特に重要な能力は「コミュニケーション能力」です。すまい手に寄り添い、注文住宅という目に見えない高い買い物を行う気持ちの不安を和らげ、言葉にできない想いや要望を感じ取りつつ、プラスアルファの提案を行いながら設計をまとめるためには、経験に裏打ちされたコミュニケーション能力やアイデアの引き出しが重要になります。

「暮らしの場」と「仕事の場」をうまく両立した新しいスタイルの家づくりには、実力・実績のある建築家の設計力を活かすことをおすすめします。

工務店が「建築家、設計事務所」と協働する本当の理由~美しく強い注文住宅~
互いのメリットを高め、デメリットを補える、工務店と建築家・建築設計事務所がチームを組んで家を建てる理由と実例を紹介しています。

次に、ジェイホームズと協働した建築家がデザイン、設計したワークスペースのある注文住宅を3例ご紹介します。

いずれも東京近郊に建築された注文住宅です。オーナー様のライフスタイルに合わせて、仕事とプライベートの両立をデザインした「暮らしやすく、働きやすい家」の間取りをご覧ください。

 

【実例1】A様邸:リビングやファミリールームをワークスペースに

リビングやファミリールームをワークスペースに

東京都日野市の自然豊かな公園に面して建つ2階建ての住宅です。

家族のつながりを大切に考えられた間取りです。2階のバルコニーが2方向に張り出し、外観のアクセントになっています。

和室、ダイニング、ファミリールームが横方向へ一体的に繋がり、吹抜けを介して2階のフリースペースへ縦に繋がり、明るく豊かな空間が広がります。

LDKの一部はスキップフロアになっており、窓に面して設けられた長いカウンターは、仕事や趣味の作業に使うスペース

LDKの一部はスキップフロアになっており、窓に面して設けられた長いカウンターは、仕事や趣味の作業に使うスペースになっています。

リビングの一角で子どもの様子を見ながら、家族の気配を感じながら仕事ができる理想のテレワーク環境が実現しました。

吹き抜けに面した、多目的なファミリールーム

2階のファミリールームは、吹き抜けの階段からアクセスできるセカンドリビングです。

2方向の窓からの採光、風通しが気持ち良く、解放感のある場所は家族みんなのお気に入りです。

子どもたちが宿題や勉強をしたり、家事に使ったりと過ごし方は様々です。家族で多目的に利用できるスペースとなっています。

建物と外構が統一されたデザイン住宅

A様邸の施工ポイントについて詳しく見る

 

【実例2】M様邸:大きな書架と寝室に設けたワークスペース

大きな書架と寝室に設けたワークスペース

横浜市の閑静な住宅街に建つ2階建ての住宅です。

2階の書架には、吹き抜け部分のブリッジや廊下からアクセスでき、周遊できる動線となっています。壁一面の書架は、多くの蔵書を収納できます。ランダムに組み込んだ飾り棚の照明が、空間のアクセントにもなっています。

主寝室に設けた壁一面のカウンターをワークスペース

主寝室に設けた壁一面のカウンターをワークスペースに。

吹き抜けに面した壁に開口を設けることで、閉じた空間になりすぎず、家の内部とのつながりを感じながら仕事ができるように設計されています。間接照明の落ち着いた灯りがデスク周りだけを照らし、余計なものが目に入らず、自然と意識がデスクに向いて、作業や読書に集中できます。

注文住宅の外構で失敗しない5つのルール【完成事例で解説】

M様邸の施工ポイントについて詳しく見る

 

【実例3】WHITE CUBES:自宅でも仕事に集中できる空間づくり

WHITE CUBES:自宅でも仕事に集中できる空間づくり

ジェイホームズのコンセプトハウスWHITE CUBESは東京都稲城市にあります。

ジェイホームズの考える家づくりをお客様に体感していただく場として建設しました。ジェイホームズ代表牧野の自邸兼モデルハウスとして活用することで、「暮らしを体感できる場所」「ライフスタイルを発信できる場所」「快適な室内環境を体感できる場所」として計画しました。

1階の個室に設けたワークスペース

自邸兼モデルハウスでもあるので、上記写真の1階の個室に設けたワークスペースで仕事をすることもあります。壁一面のカウンターと飾り棚を設けています。

壁に向いたデスクが仕事への集中を高め、ウェブ会議へも生活音や家族に気を遣わず参加できるなど、ミニ書斎のようなワークスペースです。

ジェイホームズのコンセプトハウスWHITE CUBES

注文住宅 外観 モデルハウス ジェイホームズ

WHITE CUBESの施工ポイントについて詳しく見る

 

まとめ

家族と過ごす自宅こそが人生の本拠地であり、職場は仕事をするための場所、という考えがこれまでの当たり前でした。

アフターコロナでは「新しい生活様式」を前提に、快適な暮らしに加えて、仕事もできる家へのニーズが生まれています。注文住宅のデザインでも、住居の一画にワークスペースを設ける間取りなど、テレワークを意識した設計が増えてくると予想されます。

暮らしと仕事、どちらかを起点とした間取り、あるいは双方がつながった空間にするかによって住まいのあり方は大きく変わってきます。住宅を建てるときに最も大切なことは、オーナー様のライフスタイル、長い目で見た人生の優先順位です。

心地よく、健やかに、そして働きやすい家。

今、住宅に求められる「住みやすさ」が変わろうとしています。

注文住宅の候補地に、都心部の一等地が人気を集める傾向に大きな変化はないと想定されますが、新たな視点で注文住宅の価値が見直され、神奈川県をはじめとした近郊外の街の魅力が注目される可能性が高まっています。

 

【予約制】注文住宅の見学会に参加する

【予約制】注文住宅の見学会に参加する

本記事の実例でもご紹介した、完全分離型二世帯住宅のコンセプトハウスWHITE CUBESは、見学会を随時受け付けております。外観の佇まい、外壁の仕上がりや風合い、採光、高い省エネ性能( UA値:0.45)など、家族構成の変化に柔軟に対応できる完全独立型、上下分離型の2世帯住宅を体験できます。

WHITE CUBESで生活し、家族と暮らしている弊社代表牧野へ、住み心地や住宅の性能、注文住宅の疑問やお悩みを施工を見ながらなんでも直接ご相談いただけます。

テレワークの間取りについてもお気軽にご相談ください。建築家、設計事務所と協働して注文住宅を建てる工務店ならではの、デザインと機能性のバランスがとれた視点でお答えします。

審美性と機能性を両立した設計、デザインが住宅建築のご参考になりましたら幸いです。

【ご予約受付中】 WHITE CUBESの見学会に参加する

 

ジェイホームズについて

ジェイホームズは東京都、神奈川県を中心に注文住宅の設計・施工を行っている工務店です。プロから評価の高い建築家、建築設計事務所とチームを組み、デザインと機能性、安全性を兼ね備えた「強く、美しい家」を精度の高い施工力で建てています。

ジェイホームズ 注文住宅の完成事例

注文住宅の施工は全て、実力と実績のあるジェイホームズの大工、職人たちが行います。大工の親方は、ジェイホームズの仕事だけを受け持つ専属の親方です。優秀で信頼のおける専属の親方以外に施工を任せることはありません。

建物全体を統括する経験豊富な施工管理者と厳格な検査基準、チェック体制が見えないところから家の完成度、施工精度を高めています。

注文住宅の設計、テレワークに対応しやすい間取りなどお気軽にご相談ください。本記事へのご質問もお待ちしております。

 

ジェイホームズ株式会社

〒224-0001 神奈川県横浜市都筑区中川1-6-12

TEL 045-912-9111(平日8:30~17:30)

 

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