注文住宅の内装デザイン5選「魅せる壁」でおしゃれな空間を作る方法
注文住宅、デザイン住宅の内装はどのように決めると良いでしょうか?
好みやイメージは決まっていても、事例や資料を見れば見るほど迷ってしまうものです。
今回は工務店の立場から、住宅建築の内装を「壁面」に注目して、施工事例をみながら、内装のデザインを決める大切なポイントをお伝えします。ジェイホームズが施工を行った注文住宅の中から「魅せる壁」をコンセプトに設計・デザインされた事例を5件、ピックアップしました。
また、実際に設計事務所や工務店と打ち合わせをしながら、内装のデザインを進めるときの注意点、要望を伝えるポイントを紹介します。
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目次
モダンな空間に魅せる壁面収納
大開口のアルミサッシと、柔らかく空間を仕切るガラスの間にあるリビングの壁を「魅せる壁」にした事例です。
壁面収納の扉の色を薄めのグレーに仕上げ、白い壁との対比で、空間にアクセントを与えています。間接照明の落ち着いた光や、統一したテイストで選ばれた家具やファブリックも空間をランクアップしてくれます。
魅せる空間を考えるときに見落としがちなのは、コンセントやスイッチプレートの位置です。設計段階であらかじめ動線や家具の位置などを熟考し決定して、美しさと使い勝手を両立させる工夫が必要です。
デザイン住宅の収納の基本は、物を本来使う場所の近くに計画することです。そして「使う際に取り出しやすく、無理なくしまえる」ことを優先して考えることが重要です。
この住宅はジェイホームズのモデルハウス兼代表自邸です。暮らしているとリビングにはモノがあふれがちになりやすいですが、壁面収納の下部にもカウンターを設けて、すっきりと暮らすことができています。実際に見学していただくことも可能ですので、お気軽にお問い合わせください。
まるでオブジェのようなオーダー家具を壁面デザインに取り入れる
白い壁の中央部分に、オリジナルデザインのオーダー家具を造作することで、空間に変化を生んだ「魅せる壁」の事例です。
オーダー家具でもこのように、扉を付けないデザインであれば、その分のコストも抑えられます。家具屋さんではなかなか手に入らないデザインの家具は、やはりオーダー家具がオススメです。
白のシンプルな壁に、あたたかみのある木のインテリアを織り交ぜることで、飽きのこない北欧モダンのような雰囲気が演出できます。
北欧スタイル、和モダン、クラシックなど基本となるテイストがしっかりと決まっていれば、もし打合せを進める中で迷いが生じたとしてもそこに戻ってくることで、全体のバランスが崩れないコーディネートにすることができます。
黒の家具とグレーのタイルでクールな印象のリビングルーム
黒とグレーの色合い、質感にこだわった「魅せる壁」の事例です。
リビングの一面の壁いっぱいにタイルを貼り、空間をより上質でクールな印象にしています。天井や側面など白のフラットな壁に囲まれているため、タイルで仕上げた壁がより際立って深い印象を与えています。
使用しているタイルは、湿度を調節し、ニオイや有害物質を低減する機能性の高い「エコカラット」です。デザインだけではなく、健康面やエコにも配慮された空間を実現しています。
「魅せる壁」には、壁の一部分だけを異なる素材や色にして、空間に程よいアクセントを入れる手法もあります。この壁には、黒の同じ素材で造られたローカウンターと片持ち棚が付いています。タイルと同系色でありながら異素材との組み合わせで、インテリアの雰囲気も高まります。
「広々としたカウンター×おしゃれな洗面台」で高級ホテルのような水廻り
ゆったりとしたホテルライクなインテリアで仕上げた「魅せる壁」の事例です。
水廻りに「魅せる壁」をつくることで、自邸に高級ホテルのような上質な空間が生まれ、ラグジュアリーな時を過ごせる水廻りに仕上がりました。
白系の天井と床に、ブラウン系モザイクタイルの壁面とワイドな鏡が映え、優雅な印象を与えています。
少しの色の違いが部屋全体のバランスを崩してしまうこともあります。また照明の当たる角度や面積によっても色は変わってきます。例えばタイルを選ぶにも、同じ茶系でも色味のトーンを間違えてしまうとちぐはぐのインテリアになってしまいますので注意が必要です。
寝室の壁面デザイン「一面だけ好きな色や素材」 コストも抑える利点にも
一面だけ色や素材を変えるデザインとした「魅せる壁」の事例です。
例えば、寝室は落ち着いた雰囲気、安心感のある内装に仕上げたい空間です。
ペンキで塗装する壁でも、ビニールクロスを貼る壁でも、色を変えるだけでも印象は大きく変わります。トイレなど他の部屋でも活用できるテクニックです。
注文住宅の内装の決め方 まとめ
おしゃれな注文住宅、デザイン住宅を作るコツのひとつは、「魅せる壁」を意識してつくることです。空間に変化が生まれ、一気に雰囲気の良いインテリアになります。
- 家づくりで間取りが決まると、インテリアや仕様の打合せに進んでいきます。
- まずはどんなインテリアの方向性でいくかを固めていきます。
- イメージの写真やパースを使って、それぞれの家にあったインテリアの主軸を決めていきます。
- インテリアの方向性が決まると、実際に素材や色選びを進めていきます。
- 壁、床、建具、家具、洗面台などです。カタログ、施工事例を見ながらそれぞれ1つずつ選んでいきます。
- 実際サンプルを取ってみると、カタログとイメージが違う!ということもありますので、サンプルなどで徹底的に吟味することがポイントです。
ジェイホームズでは色選びにおいてもお客様任せではなく、代表の牧野や設計を担当する建築家がしっかりと先導していきますのでご安心ください。
ジェイホームズのモデルハウスでは、インテリアについてもこだわりぬいた設計、施工を行ないました。以下の記事を読んでいただくと、設計やインテリアに対する理解も深まり、ヒントとなる情報も詰まっています。
- デザイン住宅の間取りの中心はLDK!モデルハウスのインテリア解説
- デザイン住宅は照明で雰囲気をグレードアップ!モデルハウスの照明計画(前編)
- デザイン住宅は建築化照明で空間に奥行きを。モデルハウスの照明計画(後編)
- デザイン住宅の収納は美しく、すっきりと!モデルハウスの部屋別収納計画
理想のインテリアを実現するためには、配色・照明・床材・壁材・収納・家具などをトータルで考えることが重要です。
自邸建設成功への近道!設計事務所・工務店との打合せのコツ
注文住宅、デザイン住宅など自邸の新築は、自身の要望やライフスタイルを設計事務所や工務店に打合せで伝えながら、プランニングが進みます。外観や間取り、機能性や資金計画など様々な要素の中に、内装のデザインや設備も含まれます。
前述のような方法で、内装や壁面のイメージが具体的になってきたら、あなただけの「オンリーワン」の空間を実現するため、好きなテイストをどんどん要望として伝えましょう。
設計の打合せは図面や模型と向き合うことが多いですが、インテリアはサンプルを見たり、ショールームに行くなど、実際に手に取っての打ち合わせになります。
ジェイホームズの内装、デザイン
ジェイホームズは神奈川・東京エリアを中心に首都圏で、注文住宅の施工を行っております。
お施主様とのお打ち合わせ、ヒアリングを重視し、施主様のライフスタイルや生活動線を中心にプランニングを行います。
慎重に検討・調査を重ね、施主様の要望に合った建築家とチームを組み、壁面や、内装をはじめとした設計・デザインにジェイホームズも初期段階から関わり、技術者の経験、知識、工夫を注ぎ込んだ住まいを完成させます。
「魅せる壁」の素材や色選びは時間はかかってしまうかもしれませんが、ぜひ一緒に素材、色までこだわり抜いた家づくりをジェイホームズと共にいたしましょう。ジェイホームズもお客様以上に必死に考え、悩み、より良いものを提案致します。そして打合せも楽しかったと思っていただけるものにしたいと思います。
末永く住み心地の良い、価値ある家づくりには、意匠と機能美の両立、そして施主様の思いがなにより大切です。ぜひ私たちに、住まいへの思いをお聞かせください。