タイルで実現した美しい外観デザインの注文住宅を実例で解説
ジェイホームズのモデルハウス「WHITE CUBES」は、外観はシンプルでスタイリッシュな印象に仕上げています。
外壁材には、タイルを採用しています。塔屋と外壁の一部分が黒いタイル貼りでアクセントをつけたデザインです。
この記事では、タイルを外壁材に採用するメリット、景観に映える注文住宅の外観のデザインを実例をもとにご説明します。
ジェイホームズのモデルハウス「WHITE CUBES」の見学お申し込み
目次
外壁にタイルを使う6つのメリット
タイルは粘土や石などを粉砕し、成形して高温で焼き固めたものです。
壁や床を装飾的に保護する建設資材として使われています。
色、素材、サイズも豊富で、芸術的価値の高いデザインも多いタイルを注文住宅の外壁に使うメリットは次の6つです。
- 硬度が非常に高くキズがつきにくい
- 親水機能で汚れが表面にこびりつかず、雨や水で流れ落ちる
- 紫外線や悪天候(長雨、ゲリラ豪雨など)でも経年劣化や退色がほとんどない
- 塗り替えが不要で、メンテナンスコストを低く抑えられる
- 高い耐久性、耐水性で何十年も美しいまま風合いを増し、環境と調和する
- 天然素材がつくりだす気品、味わい深いぬくもりや美しい表情
経済的で環境性能も高いタイルは、エコロジーやサスティナビリティ(持続可能性)の側面から見ても、外壁材として魅力的な素材です。
覚えておきたいタイルの特性と使い方
目地に白い粉? 白華現象の原因と対策
タイルは耐候性の高い材料ですが、白華(はっか)と呼ばれるタイル面や目地部分(タイル間の継ぎ目)に白いカサブタ状の生成物が浮き上がる現象があります。
白華は、セメントの硬化過程で生成する水酸化カルシウムが水に溶け仕上げ面が乾燥するとき、空気や炭酸ガスと反応して不溶性の炭酸カルシウムとなって残るものです。
対策としては、白華はタイル裏面の隙間や壁面のクラックに水が入ると発生しやすくなりますので、施工段階での注意が必要です。
タイルの色、素材感を生かした外壁
タイルを外壁材として使用する場合、目地をどのように合わせていくかが、外観デザインを印象づける大きなポイントです。通常の大きさのタイルですと、外壁面に対して目地の印象が強くなってしまいます。
たて目地が直線に通ることを「通し目地(芋目地)」、タイルの中心に月の段がくるようにずらして張ることを「馬目地」といいます。
タイルを活かした美しい外観デザインのポイント
タイルを活かした美しい外観デザインの設計ポイントは下記です。
- 設計の早い段階からのタイルの選定する
- 適切なタイル割り(貼る前に配置、並べ方を決めて印を付けること)を実施する
- タイルを美しく、正しく、丁寧に施工できる職人に施工を依頼する
またジェイホームズのタイル貼りは全て、優秀な職人に依頼しています。
タイルをアクセントにした外観のデザイン実例
事例1:ジェイホームズのモデルハウス「WHITE CUBES」
ジェイホームズのモデルハウス「WHITE CUBES」の外観は、塔屋と外壁の一部分を大判の黒いタイル貼りでアクセントをつけたデザインです。
外壁部分の「面」としての美しさを表現するため、石貼りのように見えるように大きいサイズのタイルを採用し、目地の色もブラックにすることで目地の印象を抑えることにしました。外壁面に対してもタイル割りを適切に行ない、すっきりとした外壁面に仕上がっています。
事例2:神奈川県川崎市のT様邸
神奈川県川崎市の2階建ての住宅です。デザインの美しさとコストバランスを両立し、メンテナンスにも配慮して外壁材を選定しています。
前面道路に面する正面の外壁材は、ガレージはタイルで濃いグレーに、奧の部分は大判タイルの薄めのグレーで構成して、スタイリッシュな外観デザインとしています。
事例3:神奈川県横浜市のT様邸
横浜市の閑静な住宅街に建つ2階建ての住宅です。建物の北側はタイル貼りの曲面の外壁が印象的な外観デザインとなっています。
石のような表情のタイルやシンプルなテイストの塗り壁など、質感や色味の異なる素材が外観にメリハリを生んでいます。
予約制の見学会でタイルを使った外観デザインを体感する
ジェイホームズのモデルハウス「WHITE CUBES」は、2015年に完成しました。モデルハウス兼代表牧野の自邸として、見学のお申し込みを随時受け付けております。
複数のキューブを組み合わせて建築された外観が特徴で、大きさの異なるキューブを組み合わせ、多層な面で構成されたデザインは、四方から観望される敷地の特性を考慮することからたどり着きました。
美しいデザイン住宅をつくるためには、間取りと外観のデザインの両方を同時に考える必要があります。
例えば、アプローチ方向の外観には長方形の小さな窓が配置されています。この窓の位置は、室内の使い勝手やプライバシーを慎重に配慮し、適切な採光を確保でき、外部から見たときに美しく感じられる位置とサイズを追及し、決定しました。
優秀な職人たちが美しく仕上げてくれた外壁、ジェイホームズの施工技術がささえる地下1階+地上2階建てのコンセプトハウスをどうぞご覧ください。