ZEHを建てるために必要なこと
公開日:2017-08-22 / 最終更新日:2017-08-25

「ZEHって何?これからの省エネルギー住宅のカタチ」のコラムで、ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)の概要をご説明しました。このコラムでは、実際にZEHを建てるためのポイントについてご説明します。
目次
ZEHの家づくりのポイントは、次の3点です。
1.断熱性が高いこと
住まいの断熱性を見るのには、UA値(外皮平均熱貫流率)という数値を用います。この数値が小さいほど断熱性に優れているということなのですが、ZEHではこの値が0.6以下でなくてはなりません。ちなみに、2020年に義務化される省エネ基準のUA値は0.87です。
2.高効率設備機器を採用していること
エネルギーを消費する住宅設備(エアコン、給湯器、照明器具など)は、できるだけ少ないエネルギーで効率的に動かせる省エネ対応のものを選びます。また、「HEMS(ヘムス)」(ホーム・エネルギー・マネジメント・システム)を採用して、使う電力を自分で認識し、コントロールすることも必要です。
3.太陽光発電システムを搭載していること
エネルギーを一切使わない生活は現代では無理なので、徹底的に省エネしても、それだけでは消費エネルギーをなくすことはできません。その、どうしてもなくせないエネルギー消費分を、エネルギー創出(創エネ)で補うというのがZEHの根底にある考え方です。一般家庭でエネルギーを生み出す場合、現在もっとも一般的なものは太陽光発電です。石油やガスなどの外部資源に依存しないエネルギーなので、停電時などでもエネルギー自給もできます。
まとめ
ZEHを建てることは、従来の家づくりと比較しても特別なことは「太陽光発電システムを搭載する」ことだけです。その他のことは、ZEHとは関係なく、本来考慮して実施されるべき内容ばかりです。省エネルギー住宅を建てることは、これから注文住宅にとって必須の流れになっています。
この記事の著者・監修者

著者
牧野伸一
ジェイホームズ株式会社 代表取締役/二級建築士
長年の住宅建築の経験をもとに、ご要望や暮らし方を丁寧にくみ取り、建築家・施工管理者・熟練の大工・職人の力を結集した家づくりを行います。デザイン性と耐震・断熱性能を両立させながら、施工品質・工程・コストを一貫して管理し、安心して長く快適に暮らせる住まいの実現を支えます。
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監修者
植村将志
ハウス・ベース株式会社 代表取締役/一級建築士・住宅性能評価員
一級建築士として住宅・建築関連の実務経験を持ち、専門性の高い内容について、読者にわかりやすく伝わるよう執筆・編集・監修を行っています。工務店・ハウスメーカー・建材メーカー・木構造材メーカーなどの業務支援にも携わっています。
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