[ Specification ]
仕様
印象的な階段室でつながる二世帯住宅
横浜市の景観豊かな住宅街に建つ2階建ての2世帯住宅です。外部から見るとコンパクトな箱に見えますが、内部に入ると奥行きがあり広々とした空間が広がる住宅です。
- 外壁は全体をガルバリウム鋼板貼りとして、ペントハウスなどに木を貼りアクセントを付けた外観デザインとしています。
- 間取りの中央にペントハウスまでつながる階段室を設けて、住宅の移動空間かつ象徴的な空間として設計しています。
シンプルな美しさと丁寧な施工が光る外観デザイン
外観デザインは箱型のシンプルな形状ですが、より美しく見えるように外壁材の割付や施工に細部までこだわって仕上げました。
- 濃いグレーを基調とした落ち着いた色使いと、木の壁の風合いが、モダンな中にもどことなく和を感じさせるデザインとなっています。
- 落ち着いた配色の箱型のデザインが街並みに馴染み、シンプルで美しい外観を実現しています。
全面開口が可能な大開口のあるLDK
2階LDKの大空間を中心に大きな開口部とその他の開口部により、部屋の奥まで光が届き明るく快適な空間を実現しています。
- 引き戸型のアルミサッシとすることで、全面開口を実現しています。
- 大きなルーフバルコニーとつながり、アウトドアリビングとして一体的に利用できます。
間取りの中心にある象徴的な階段室
住宅の中央に設けられた階段室の四周の壁は、あえて仕上材を使用せず、集成材の柱を並べて構成した壁にしています。
- 階段室頂部のトップライトにより、階段室の各開口部から住宅の内部まで明るい光を届けます。
- 木のみで構成された壁は、心理的に安心感と包み込まれるようなリラクゼーションを与えてくれます。
二世帯住宅の共有の場となるエントランスホール
2世帯住宅としてアプローチ空間を共有しています。上部に吹き抜けのある「ギャラリー」を経由して、各世帯のエントランスホールにアクセスできる計画にしています。
- アプローチ空間にもあえて大きな開口部を設けて、明るさと緑を感じられるエントランスホールを実現しています。
- 床には落ち着いた色のタイル、天井、壁は白で仕上げ、隣接する階段室の「木」の質感が空間のアクセントになっています。
施工管理者からのコメント
階段を支える柱が本当は必要だが、ホールの採光性を優先させるために柱を無くす構造を考えました。