インナーバルコニーという発想・家族をつなぐ空間デザイン

横浜市の閑静な住宅街に建つ２階建ての住宅です。敷地の西側は街路樹のある広い歩道に面しており、南北に住宅に囲まれた敷地であることから、プライバシーを確保しながら明るく快適な住空間を実現した住宅です。

• 外観のデザインは、モダンで軽快な印象を与える青色の吹付け材と白いアルミサッシの組合せとしています。屋根は勾配の緩い寄棟形状として雨仕舞いに配慮しつつ、下から見上げるとフラットルーフのように見えるデザインとなっています。
• １階は寝室や水回りなどプライベートな空間として、２階は天井の高いLDKを中心としてプレイルームやインナーバルコニーとつながるパブリックな空間として構成しています。

玄関・土間からスケルトンな鉄骨階段を上がると、２階には広々としたLDKとインナーバルコニーが広がります。LDKとインナーバルコニーは建具を開閉することで一つの空間として一体的に利用することができます。

• インナーバルコニーとは家の一部にバルコニーが組み込まれていることです。インナーバルコニーは、屋根があることで天候に左右されずに洗濯物を干したりすることができます。
• インナーバルコニーの使い方としては、屋内にあるテラスとしたり、趣味などを楽しむスペースとして利用することができます。夏はビニールプールを設置して、子供達が水遊びができるスペースにもなります。

プレイルームは、おもちゃを自由に広げてもすぐに片付けることなく遊べる子供のための特別な空間です。雨の日で外に遊びに行くことができない日でも、体を動かして遊べるように登り棒や雲梯を設置しています

• 雲梯のバーを１本ずつ色を変えて、カラフルなイメージはインテリアのアクセントにもなり、楽しさを感じられる空間の演出となります。
• LDKからプレイルームに上がる階段は、造作家具としても制作されており収納としても利用できます。