仕様
建築家の設計力で敷地を最大限に活用した二世帯住宅
目黒区に建つ2階建ての完全分離型二世帯住宅です。すべての生活空間を分け、各世帯が独立して暮らす二世帯住宅です。都心部の限られた面積の敷地に完全分離型の二世帯住宅を実現するために、建築家の設計力を活かして法規制をクリアしながら、地下室やロフト(小屋裏収納)を設けるなどして最大限の住居ボリュームを確保した計画です。
- 敷地は西側道路に面しており、周囲は建物に囲まれていることから、採光やプライバシーの確保に配慮した計画としています。
- それぞれの世帯ごとに前面道路からアプローチできる玄関、ビルトインガレージを設けるなど、世帯間での使い勝手に差が出ないように配慮しました。
完全分離型二世帯住宅のメリットは各世帯ごとに設計可能
二世帯住宅は日常生活を完全に分けて暮らせることができるため、プライバシーの確保、独立性に優れています。各世帯ごとに設計、デザインできることもメリットです。この二世帯住宅においても、それぞれの住居を好みのテイストでまとめた空間を実現しています。
- 住居が左右対象に隣り合っている構成のため、お互いのプライベートを維持しながら、会いたい時はすぐ会える距離感が心地よい間取りとなっています。
- 階段は上下につながる吹抜け空間であることから、開口部を多く設けて下の階に自然光をもたらしています。都市型住宅における採光確保のための設計手法です。
二世帯住宅におけるこだわりのデザイン、インテリア
間取りは、1階にビルトインガレージ、玄関、シューズインクロゼット、洗面室、浴室、トイレで、2階はLDK、バルコニー等で構成されています。内装材には壁にタイルを効果的に使い、オーダーキッチンはデザインや仕様にこだわっています。照明計画は間接照明やペンダント照明などを使って、インテリアの雰囲気を高めています。
- 1階のトイレは階段の踊り場からアクセスできるようになっており、その上部に収納を設けるなど密度の高い設計により、スペースを有効活用しています。
- LDKに設けたガラスブロックの大きな開口部は、明るさと共にインテリアとしても造作収納と合わせてアクセントになっています。
二世帯住宅でも多目的に利用できるロフト(小屋裏収納)
ロフト(小屋裏収納)は、2階LDKと勾配天井でつながる一体的な空間として設計しています。一方でプライバシーを確保できる利用もできるように、吹抜けに面してカーテンを設置して、必要に応じて「閉じたり、開いたりできる空間」を実現しています。
- ロフト(小屋裏収納)へのアクセスは鉄骨階段となっており、機能性とデザインを高めています。らせん階段はインテリアのアクセントにもなっています。
- 屋根形状に合わせた勾配天井は、空間に広がりと開放感をもたらします。
二世帯住宅こそ面積を増やせる地下室の有効活用を
厳しい敷地条件でも、できる限り二世帯住宅を広く建てたいという場合には、容積率の緩和要件を使って延べ床面積を増やし、広い住宅を実現することが可能です。地下室がある場合、住宅として使用する部分の床面積の3分の1を限度として容積率の計算から除外されます。この二世帯住宅においても地下室を計画することで、個室や収納のスペースを充分に確保した住宅を実現しています。
- 地下室の設計では、特に採光や換気が重要になりますので、平面や断面計画を工夫して、デザインと性能の両立できるようにしています。地下室の個室には廊下に面して開口部を設けることで、階段から降り注ぐ光や共用部の照明が、室内に明るさをもたらします。
- 地下の計画では、地下室ならではの工事、設備など、適切な対応や設計が求められます。ジェイホームズは地下室の設計・施工の実績が豊富です。デザインと安全性を両立させた、地下室のある二世帯住宅をプランニング、ご提案いたします。
タイルと吹付材の組合せによる美しい外観デザイン
外壁材には、1階部分に吹付材、2階部分にタイルを採用しています。スクエアなガラスブロックの窓が、外観デザインのアクセントになっています。タイルは、色、素材、サイズも豊富でデザイン性も高く、おすすめの外壁材の一つです。環境性能も高いタイルは、耐久性やメンテナンスの面から見ても、外壁材として魅力的な素材です。
- この外壁のタイルはドイツ製のタイルです。お客様のこだわりで選んでいただいた外壁材です。
- 吹付材は職人の技により完成度が大きく左右されます。美しく仕上げられた外壁仕上げは、他の素材に代え難い魅力があります。デザイン住宅に人気が高い外壁材の一つです。
担当者のコメント
幾度もショールームへ訪問し、納得のゆくまで実物を自分たちの目で確認されて材料の選択をした結果、内覧会時には出来上がった実物を見て感動しておられました。 また、ショールームで材料などを納得いくまで探し、見て、触って決めていた時間は大変楽しかったとおっしゃっていました。やはり、このようにお施主様と寄り添って住宅を建築していく姿勢は、感動できる建物を建築するためには必要であると改めて感じました。