仕様
コンクリートと木の融合美。
高低差を活かした眺望を楽しむ邸宅
敷地の高低差を巧みに活かし、堅牢なRC造の上に、木の温もりを感じる空間を配置したモダンな邸宅です。無機質な打ち放しコンクリートと、上階の軒天にあしらった木の美しいコントラストが通りからの視線を集めます。大開口サッシによる開放感とプライバシーの両立を実現し、洗練された設計を確かな技術で形にしました。
- 重厚感のあるRC造の基壇部と、木素材をあしらった上層階の対比が、都会的かつ洗練された印象を与えるファサードのデザインです。
- 道路レベルにはガレージを配置し、住居スペースを高く持ち上げることで、通行人の視線を気にすることなく開放的な暮らしを実現しています。
- 大開口の窓からは、高台ならではの抜け感のある景色を享受できます。


木の温もりに包まれる空間。開放的な吹き抜けリビング
壁・天井・床を同樹種の銘木板で統一し、心地よさを実現したリビングです。ダイナミックな吹き抜けは圧倒的な開放感を演出しつつ、こだわりのオーディオシステムが奏でる音を豊かに響かせます。上階との視覚的な繋がりを持たせた立体的な空間構成は、緻密な設計と、それを具現化する精度の高い施工技術によって実現しました。
- 床、壁面、天井まで連続する木板が、ミニマルでありながら温かみのある独特の空気感を醸成しています。
- 視覚的な美しさだけでなく、室内の音響効果を高める役割も果たしており、デザインと機能が高度に融合しています。
- 単なる広い空間ではなく、吹き抜けを介して上階のガラス面や奥のダイニング、階段室へと視線が抜ける立体的なプランニングが特徴です。
借景の緑と木の温もりに癒される
静寂のプライベート空間
リビングと同様、床、壁、天井までを木板で包み込んだ、統一感と温かみのある寝室です。大きな開口部からは敷地周辺の豊かな緑を借景として大胆に取り込み、深い安らぎをもたらします。余計な装飾を削ぎ落としたミニマルな空間だからこそ、季節や時間とともに移ろう自然の光景が際立ち、一日の疲れを癒やす上質な休息の場となっています。
- 窓枠の存在感を消し、外部の木々を絵画のように切り取ることで、インテリアに鮮やかな彩りを与えています。
- 朝の光や木漏れ日を感じながら目覚められる、贅沢なロケーションを最大限に活かした設計です。
- 天井埋め込みエアコンを採用するなどノイズを排除し、視界に入る要素を「木」と「景色」だけに絞りました。
- 木目に包まれる心地良さが、心身をリラックスさせる落ち着いた空気を醸成します。


RC打ち放し壁に映える片持ち階段の美学
地下ガレージレベルから地上階へと続くアプローチには、壁面から踏み板だけが突き出したような「片持ち階段」を採用しています。RC造の強固な構造体を活かすことで、ミニマルなデザインを実現しています。無駄を削ぎ落とした造形が、コンクリートの質感と光の陰影を際立たせ、単なる移動通路ではない、建築的な美しさを放つ空間を創出しています。
- 踏み板の片側のみを壁に固定し、空中に浮いているかのような軽快さを演出しています。
- 十分な壁厚と配筋計画、そして精度の高いコンクリート施工があって初めて実現できる、RC造ならではの意匠です。
- 手摺りには極細のフラットバーを採用し、ノイズを極限まで排除しました。
- 打ち放しコンクリートの重厚感と、シャープな階段のラインが対比し、時間帯によって変化する影そのものが空間の魅力を高めます。
木板貼りだけで大工2人が半年かけた究極の木の空間
床から壁、天井までを木板で包み込んだこの空間は、まさに大工の「手仕事の結晶」です。特筆すべきは、通常の施工では必ず用いる仮釘を一切使わず、接着剤と両面テープのみで仕上げる施工に挑んだことです。木材という自然素材を平滑に、かつ段差なく貼る作業は至難の業であり、平均2名の大工が半年という歳月を費やして大工工事を仕上げました。
- 空間の一体感を高めるため、床板のフローリング目地、壁のパネル継ぎ目、そして天井のパネルラインまでを全て一直線に揃えています。
- 全てのラインを連続させるには、ミリ単位の緻密な割り付け計画と、それを現場で完璧に再現する精微な施工技術が不可欠です。
- 妥協なき技術が、ミニマルなデザインを実現し、静謐な美しさを支えています。
































