木造の防耐火は準耐火建築物、耐火建築物の順に考えるべき理由
非住宅木造を検討する際に、必ず考えておかなければならないのが「防耐火」です。
鉄骨やコンクリートに比べて燃えやすい木材(木は火に弱いということではない)という材料を使って、法規の基準を満たした火災に強い建築をつくることが求められます。
非住宅の場合は、規模や建築基準法、各種基準により、耐火建築物や準耐火建築物の仕様が求められることが多くなります。
このコラムでは、木造の防耐火は耐火建築物と準耐火建築物の使い分けが鍵になる理由についてお伝えします。
目次
非住宅木造は防火・耐火の有無によりコストが変わる
非住宅木造は防火・耐火の要求の有無によりコストが大きく変わります。
このため、防火・耐火のコストをできるだけ上げないように、建築計画を慎重に検討する必要があります。
耐火建築物よりも準耐火建築物のほうが、建材や施工の費用を抑えることができ、大幅に建設コストを抑えることができます。
木造の耐火建築物では、木造の構造体に耐火被覆が必要となります。
木造の耐火建築物を現実的に計画し、デザインとコストを両立させるには、「構造躯体の木(柱や梁)を見せること」にこだわらない設計が重要となります。
木造の準耐火建築物のコストと比較して、木造の耐火建築物とすることで最もコストアップとなるのが内壁、外壁、設備工事です。
内壁・外壁では、石こうボードや断熱材の費用が増します。
可能な場合は、準耐火建築物で計画できるとコスト面では有利になります。
関連記事:木造3階建ての共同住宅を計画する際に知っておきたい「木3共仕様」とは?
ジェイホームズは木造耐火の施工ができる工務店
ジェイホームズでは、木造耐火建築物に関しては下記の方針を基本としております。
- 仕様に関しては、木住協が取得している国土交通大臣認定工法を推奨します。
- 木造耐火は建物重量が重くなりますので構造躯体の負担が大きくなります。耐震性能の高いSE構法等の金物工法を推奨します。
- ジェイホームズはSE構法登録施工店であり、SE構法は木造4階建ての実績があります。
ジェイホームズは高級注文住宅(豪邸)に特化した工務店
ジェイホームズは高級注文住宅(豪邸)を建てることに特化した工務店です。
オーナー様の好みや要望に合う、住まい手の思いや理想を共有できる建築家、設計事務所に依頼して、協働して注文住宅を建築しています。
実績のある工法、得意な施工を前提に設計された注文住宅は伝統的ともいえますが、慣れた工法や使い慣れた建築資材を優先してしまう傾向があり、ともすれば保守的な設計、デザインになる工務店も少なくありません。
ジェイホームズはオーナー様の土地や予算をふくめた様々な要望を理解して、高い提案力と柔軟なプランニングが反映された「建築家の家」を建てる工務店としての実績が豊富にあります。
ジェイホームズは技術でデザインを支えるべく、厳格な品質基準と教育体制で施工技術の向上と研究に経営資源を集中させています。
また、ジェイホームズは大手ハウスメーカー出身の代表の牧野や施工管理者たちによって創業されたこともあり、そこで培った技術力や品質管理体制、メンテナンス性への配慮を徹底しています。
プロからの評価の高い建築家、設計事務所と協働することで高いデザイン性と自由度を兼ね備えた注文住宅を提案できる体制を実現しています。
ジェイホームズの施工実例(住宅別)はこちら
ジェイホームズの施工実例(部屋・空間別)はこちら
ジェイホームズのモデルハウス見学はこちら