デザイン住宅は照明で雰囲気をグレードアップ!モデルハウスの照明計画(前編)
デザイン住宅のインテリアで、あまり費用をかけずにおしゃれな雰囲気の空間をつくるには照明にこだわることをおすすめします。間接照明にしたり、既存の照明を少し工夫するだけで、室内空間の印象が劇的に変わります。このコラムでは、ジェイホームズのモデルハウスの照明計画についてその詳細をお伝えします。
目次
デザイン住宅では、壁付けライト・ダウンライトを間接照明的に使う
壁付けライトや一部のダウンライトは、それを付けるだけで間接照明的な効果を演出することができます。特に明るくする必要のない空間では、このような照明を多用して雰囲気のある空間をつくることがデザイン住宅の室内デザインのポイントになります。
上の写真はジェイホームズのエントランスホールです。壁際にウォールウォッシャータイプ(壁を照らすタイプ)のダウンライトを設置することで、間接照明的な活用ができます。照らされる壁に絵などを飾ったりしてもよいでしょう。
デザイン住宅のリビング、ダイニングの照明は間接・直接を組み合わせる
リビング、ダイニングは、食事などの行為を行うほかに、団らんやリラックスのための空間でもあるため、直接照明と間接照明を組み合わせて、多目的に対応するのが効果的です。
上の写真はジェイホームズのダイニングからキッチン、リビングを見た写真です。LDKは間接照明やダウンライトで空間を照らしながら、ダイニングテーブルの上部にペンダントライトを設置しています。
ペンダントライトを使うことで、料理がおいしく見えることに加え、一緒に食事をとる人の顔がきれいに見えます。ダイニングにペンダントライトを使う場合は、ペンダント自体は光らず、ランプそのものが見えにくい器具デザインのほうが、より食卓が明るく浮かび上がります。
デザイン住宅は床置きライトで陰影のある空間を演出する
デザイン住宅の照明計画で最も採用しやすいと思われるのは、照明を天井や壁に設置するのではなく、あえて床面に照明を設置する手法です。
上の写真はジェイホームズのモデルハウスのウッドデッキです。ウッドデッキの板の上に床置きライトを設置することで、ウッドデッキを中心に陰影のある空間をつくることができます。
室内から見ても、庭の緑を優しくライトアップするかたちになり、美しい夜景として楽しむことができます。
デザイン住宅の個室はフレキシブルに対応できるようにライティングレール
子供室や2世帯住宅の個室など、将来の部屋の用途が変更する可能性のある部屋の照明計画は、天井面にライティングレールを設置して、フレキシブルに対応できるようにしておくことがおすすめです。
上の写真はジェイホームズの個室です。現在は子供室として利用しています。天井面にライティングレールを設置して、そこにスポットライトを照明として複数設置しています。
スポットライトの位置や向き、角度は簡単に変更できますので、家具のレイアウトや、部屋の飾り棚、本棚などを照らせるようにすることが可能になります。
<まとめ>
住宅の照明は、比較的コストをかけずに「見た目」のグレードアップを図れる有効なツールです。「明るいところ」「やや明るいところ」「やや暗いところ」「暗いところ」を計画的に配置し、好みの空間の雰囲気を作り出していきます。
また人間の生体リズムは、光の変化によってコントロールされているため、光をうまく使うことによって、心身ともに快適に暮らせるデザイン住宅をつくることができます。
照明計画は器具単体の明るさで考えるのではなく、室内の仕上げも一緒に考えることがポイントです。照明による見た目の明るさ感は、照明器具そのものの明るさよりも、天井や壁、テーブル面が明るくなっていることから得られるからです。
ジェイホームズのモデルハウスにお越しいただいて、空間を美しく彩る照明を体感してみてください。