木造共同住宅の事業計画のポイント
都市部の敷地では、施工性や施工コスト、投資回収期間という観点から、木造の共同住宅を計画するケースがあります。
このコラムでは木造共同住宅の事業計画のポイントについてお伝えします。
ジェイホームズの考える事業計画とデザインを両立した木造共同住宅はこちらです。
目次
木造共同住宅は工期を短くできる利点がある
木造は、設計・施工技術が規格化、標準化され、一般流通材をプレカットして使う在来木造のシステムが確立しています。910mmモジュールを前提に建材の製作、設計を進めることができる木造の構造躯体の施工は、とても合理的かつ短い日数で施工できます。
木造は部材の供給も安定しており、特注材以外は一般流通材を活用しますので、コストの変動も少ないのもメリットです。
鉄骨造、鉄筋コンクリート造では昨今、鉄鋼など資材価格の値上がりで建設コストが上昇する中、木造にコスト優位性があるといえます。(※木造でも「ウッドショック」などが起こることがありますのでご了承ください)
都市部の敷地に建てる収益物件には木造が有効な理由
都市部の敷地に建設される収益物件では、土地の活用方法、施工性や施工コストという観点から、木造共同住宅が計画されるケースがあります。
土地の活用方法
土地の活用方法として、賃貸住宅やオーナー住居付きの賃貸併用住宅は、とても有効な手段です。一方で画一的な賃貸住宅では、他の賃貸住宅と差別化できない可能性もあります。
そこで木造でデザイン性の高い共同住宅を実現することで、付加価値の高い共同住宅を提供することができます。
施工性
都市部の狭小敷地においては、敷地までの道路状況や、敷地形状、道路と敷地の高低差などにより、工事を行なう上でさまざまな制約が発生することがあります。
こうした条件の敷地では、鉄骨造用の大型重機や、鉄筋コンクリート造用のコンクリート打設車の通行が容易ではありません。
木造は部材が軽量な上、運搬や組み立てがしやすく、地盤改良工事も小口径の鋼管杭などで施工できます。
施工コスト
前述の通り、木造は他工法と比較して、施工費を低コストに抑えることができます。構造躯体費、基礎工事、その他全般的に工事費が安いです。鉄筋コンクリート造や鉄骨造より軽いため、木造は建物の重量が軽いことで、地盤改良費も抑えられます。
まとめ
事業計画や敷地条件などにもよりますが、木造のメリットを活かした事業計画を立てることで、収益性の高い木造共同住宅を建設することができます。
ジェイホームズでは、木造共同住宅の実績、事例も豊富です。
ぜひお気軽にお問合せ、ご相談ください。